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コデマリがわんさかと咲き出し、遠目には白い几帳のように
見えます。コデマリはどこの庭にもあるしっかり者のようでいて
よく観ると一輪ずつが可愛く可憐です。
坂道のハナミズキの白は黄昏の空の下では道案内人のように
頑張って立っています。
路地の庭の白菖蒲の花は静かな琴の調べを聴くように開いて
花数を増やしています。
八重桜の散った裏庭の南天の下にくうちゃんと呼んでいる猫が
坐っていて、緑色の葉と白い尻尾がリズミカルに揺れていました。
季節は白から薄紫へ、静かに移ろってゆくところです。
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