梅雨の晴れ間
湿度に包まれて過ごす幾日かの中に雨傘なしで歩ける
日があると嬉しい。診療所までの道筋に中学校があって
運動場に接した歩道の花壇は紫陽花が連なり、大きな毬
のように微風に揺れている。
この日は運動会で、テント張りの席に来賓者や父兄が
並んで観戦してい、リレー競技が始まっていた。
フレー! フレー! 歩道からも応援の掛け声が飛ぶ。
「昨日でなくて良かったね、曇ってるけど降らずに出来て」
通りかかりのお年寄りが笑顔で話し合っていた。
紫陽花はこの梅雨期の象徴。紫陽花なければさらにもっと
6月は沈鬱に思われるだろう。植え込みに連なる七変化の
色彩を眺めてその根強い生き方を褒めてやりたくなった。
賑やかな額花の間に隠れんぼしてるようにクチナシの花。
そう! この純白こそ、美の神の造詣になるもの。
かくて晴れ間のひとときを花たちと共に歓んだのです。
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コメント
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zuccaさん、有難うございます。梅雨明けまでは、大雨や河川氾濫など
警報出るたびに地域を心配しています。束の間の晴れ間がそれだけに
嬉しく思えますね。梅雨に咲く花たちから力づけられています。
こんな植え込みにも小鳥や蝶たちが来ます。石榴の花は殆んど
散って小さな実を点けています。雨の日の森や林に思い馳せてます
投稿: nekozizou | 2014/06/14 11:19
こんばんは!
鬱陶しい梅雨の季節 紫陽花に救われますね。
そして雨が良く似合います♪
純白のクチナシも 美しい、
顔を近づけて香りを楽しみたくなりました(^^)/
投稿: zucca | 2014/06/12 20:39