花の雨
今年の「桜葬メモリアル」は花の雨。
年に一度、花の元で祈りを捧げる祀りの日です。
小田急線鶴川駅からマイクロバスでいずみ会館前へ。
午前の部。桜葬EN21に献花し、井上治代さんの詩
「桜の花を待つこころ」朗唱がメモリアルの始まりです。
満開の花に降り注ぐ雨の中、仏教の法要が静かに
進められました。それぞれの墓前に立つ人々も、厳かな
僧侶の読経の声も、激しさ増した雨の音にかき消されそうに
なりましたが、参加者全員の斉唱と散華、恙なく終えられ
ました。身は濡れ濡ってもなお清々しい気持ちでした。
鶴川から新百合丘で乗り換えた快速新宿行きの電車は
ギュウギュウ詰め。その中で私に席を譲ってくれた青年が
ありました。「有難うございます」そう言って楽をさせて貰い
ました。すっきりした装いで姿勢よいその人はスマホで
読みを続けていました。こんなこと初めてだった私です。
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