菊花壇展
ひとりきりでの鑑賞でした。中央入口から露地花壇、懸崖作り、
伊勢菊・丁子菊・嵯峨菊、大作り、江戸菊、露地花壇、
一文字菊・管物菊、肥後菊、大菊の九花壇を巡る小さな旅は
上の池の秋景を挟んで快い歩運び。柔らかな陽射しを受けて
花壇の前に佇むと日頃の憂いも消え去り、清々しい香気に身
を包まれました。花壇前の人々の妨げにならぬように撮った
菊の顔貌の幾つかを並べてみましょう。
第一露地花壇 懸崖花壇 伊勢菊
丁子菊 嵯峨菊 大作り
一年がかりで丹精の菊たちには雅な名前がつけられており、
菊の色形に譬えてその名を詠むと平安時代にタイムスリップ
したように想えます。
例えば写真の大作りは「白孔雀」、大菊には深草の里、
弥生の空、夢歌、残月、春の調べというように…。
しばしの間を惜しんで見入る観客に、育て主の愛情と努力
を想わせる美しい短冊です。
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コメント
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zuccaさん、観てくださって有難う。楽しみにしている菊見です。
日照や気温の加減ですべての花壇の管理はたいへんと思います。
大作り「白孔雀」はなんと1木から558輪咲いています。こんな
素晴らしい日本の伝統技、これからも大切に繋いで貰いたいですね。
投稿: nekozizou | 2012/11/10 10:07
こんばんは!
どれも見事な菊たちですね
懸崖や大作りは見応えありますね。
一鉢づつのも 一年間丹精込めてのお披露目
私も 存分に楽しませて頂きました(^o^)丿サンクス
名前も雅 主役を引き立てていますね。
投稿: zucca | 2012/11/09 22:05