紅葉一枝
紅葉前線の南下をテレビの映像で見ながらかつて
行き逢えた京都や奈良の寺社の景色を懐かしんでいます。
歯科医院通いでどこへも行かず、晩秋を過ごしたわが身を
嘆きつつ、路地ひっそりと咲くムラサキゴテンにしばし足を
留め、マフラー巻き替えたり…。
雨の日曜日、探しものあって隣町のホームセンターへ。
初めて入った公共施設のレストランでした。広い窓の外は
紅葉山公園に面していて、野鳥たちが木々の梢に止ったり
空高く舞い上がったりするのを眺めることができました。
雨、小止みになり、また降りしきり、雲がちぎれて薄日が
差したり。やさしいメロディーを聴くように飽きない眺めでした。
カメラを持って来ればよかったとちょっと後悔したものです。
この初旬に菊見に行った御苑ではまだ紅葉するに早すぎ、
帰り際にただ一枝だけ紅葉しているのが、美しく可憐に
思えたのでした。拙いカットですがそれをアップして…!
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コメント
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tenshikiさん、おいでくださって嬉しいです。貧しい観察ですけれど
おりおりの自然の風景を楽しんでおります。高層ビルの谷間の
路地裏の草花とか、植え込みの石榴の実の色とか…
投稿: nekozizou | 2012/11/25 09:38
nekozizouさんの「紅葉一枝」を読んで、表現がとても豊かで且つ繊細さに驚きながら拝読させて頂きました。
投稿: tenshiki | 2012/11/23 09:35