秋祭り
9日、わが町の鎧神社の秋祭り。例年より一週早い日曜日でした。
鎧神社は、江戸名所図会にあるように、創建約千百年前、日本武命
が甲冑六具を納めたことが起源で、さらに天慶三年、平将門公が藤原
秀郷にこの地で討たれると、人々はその死を悼み、鎧を埋めたという
言い伝えから江戸時代まで「鎧明神」と称され、村人の尊崇厚く、この
地の守り神として現代に及んでいます。
伝説の社の祭りが柏木村の時代から都心の町へと変貌を遂げた
今日も欠かさずに継承されていることを尊く不思議に思います。
広い氏子地域(町名略す)を擁して、毎年の祭りには町毎に御神酒所
が設えられます。七箇所の神輿の睦(むつみ)が競い合って、三社祭り
のような派手さはなくても、活気に満ちた囃子に乗って神輿が練る道筋
に人々は集い、秋の平安と豊穣を祈るのです。
祭りの費えは氏子(企業も含む)の寄付。長老たちは御神酒所に詰め
若者たちは睦ごとに染めた半纏、鉢巻で神輿を担ぎます。
午後1時、子供神輿、午後4時、大人神輿の出発が慣例になっています。
写真上左・柏睦の神輿(御神酒所に三基揃って)
上中・蜀山睦の神輿、下・蜀山睦の子供神輿
上右・巴講睦の渡御(揃いの半纏の背に大きく鎧と染め文字)
私らの町内と隣町の写真であります。つい散歩する道筋しか
撮らないので、毎年の秋祭り、同じような景色になってしまいます。
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