七夕考
新暦の七夕です。七夕祭りは牽牛織女の伝説とともに家庭行事と
して伝承されてきた五節句の一つです。牽牛と織女の二星がこの夜
天の川を渡って会うことが叶う…というロマンチックな物語はいつか
子供たちの「願い」を叶えるご利益となったのです。
笹竹に願いを書いた短冊や星形や輪飾りを結んで軒に立て、
一夜の祈りの後は川や海へ流すのが習わしでした。そのような祭りを
行うのはもはや困難な暮らしとなってしまいました。戸毎に笹竹を立て
ることができなくなり、しかし、子供たちは保育園、幼稚園、老人たちは
施設の行事でこの祭りに参加することができるのです。
天の川は陰暦の七月七日頃の夜空にこそ眺められます。浴衣姿の
夕涼み、♪笹の葉さらさら 軒端に揺れる お星さまきらきら…♪
まだ梅雨明けぬ今夜は雨です。
友の庭には桔梗の薄紫、わが植え込みの木槿が咲き始めています。
紫陽花が終わってしばらくは花の色少ないさびしさが漂う”小暑”です。
(写真上・木槿 左下・よその家の西洋紫陽花 右下・施設の花壇)
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コメント
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株の初心者さん、来てくださってありがとうございます。
立秋過ぎても猛暑、新涼を待ちながら乗り切りましょう
投稿: nekozizou | 2012/08/17 08:05
とても魅力的な記事でした!!
また遊びに来ます!!
ありがとうございます。。
投稿: 株の初心者 | 2012/08/16 20:28
zuccaさん、有難うございます。都会の夜は天の川どころか

星さえ見えない夜ばかり。でも、子供時代の神戸では七夕さん
をしました。八月、夏休みには家族で夕涼み、仲良しで花火したり
して、家に帰る頃は、天の川が見えたものでした
あわててUPしたので仙台などの名物行事を忘れてしまいました。
「考」?なんちゃって、ごめんなさい
投稿: nekozizou | 2012/07/08 10:18
こんばんは!
梅雨時の七夕は何かしっくりきませんね。
子供の頃は やはり8月7日が七夕でした。
学校も夏休みで 夜には浴衣を着せてもらって 盆踊りの練習に行ったり・・・私 覚えが早いと皆にほめられいたんですよ(^^ゞ
この頃は まだ天の川も見えたのですが・・・。
紫陽花も終盤 変わって nekozizouさんのお好きな槿が咲き始めたのですね♪
綺麗なお花 楽しませていただきました♪
投稿: zucca | 2012/07/07 22:11