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2009/08/21

柘榴色づく

急ぎの用を済ませての帰り、植え込みの柘榴を見上げている人がいました。あれっ、K女史に そっくり……そんなわけはありません、仕事の先輩 だった人は突然亡くなり、ことし三回忌でした。 ここへ入居の斡旋をしてくれたのも先に住んでいた 彼女でした。 「な~に、M先生を見送って宮仕えを終えたからボランティアするって?馬鹿だねぇ、言っとくけど 世話するより、世話されるほうがよっぽど気を遣うん だからね、あんたに続けられるかしら…」 そう言って笑われたのも今となれば懐かしい!   

近寄ると、遠目に見えた人の姿は消えていました。

そして、同じ場所で二個寄り添うように色づいた柘榴の

実を眺めたのでした。「こんなに早く色づいたのね!」

二つの柘榴の枝の奥にもう一つ、隣りの枝にも…。

植え込みの柘榴は秋を告げてくれます。これからの

眺めをこころゆくまで愉しみ、もう語り合えぬ友の

在りし日の思い出を懐かしみましょう。 Smidori_2           Smidori_3

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都会の四季」カテゴリの記事

コメント

shima様
私こそ御無沙汰しています。柘榴の色を
褒めてくださって赤面の至りです。
 お庭の花々や枇杷の実、とりわけ薔薇
の季節には「shima邸のお庭、どんなかな」
などと想像しています。新秋ですね

nekozizouさん
久し振りです。

石榴の色が素敵に表現さっれていますね。
私の写真は乱取りに近いのですが、nekozizouさんの写真には何か、氣を感じます。 私には撮れない色です。

なをさん、鬼子母神へ行かれましたか。
子を食べていた鬼が悔悛して柘榴を
食したという由来があるのですね。
 実が弾けると別の趣がありますが、
小さな花から実になり、少しずつ色づく
過程を眺めるのが好きです。植え込み
の木は二本で、もう30年以上の古木
になりました。今朝、だれか採って
行ったか、一個、消えてしまってます。
壺に挿してもよく似合うんですよ

石榴 もう色づいているのですね

先日、朝顔市の日に鬼子母神で見つけた
青い石榴も色づいてるかな?

なかなか、あそこまで行くのは大変だけど
近くの石榴、探してみます。

それにしても…「秋」なのですねぇ~~
ちょっと しみじみ、、、

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