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2006/09/09

居残りの子

白露は陰暦8月の節、陽暦では9月8日ごろに当たります。
夜気冷えて朝露白く秋の気配の濃くなる候をうまく表して
います。けれど実際はまだ真夏日の都会、路地の垣根にも
花の色は少なく、はびこる草むらに虫の声細々と寂しさを
奏でます。
 Smidori_010_6Smidori_012_1

植え込みの石榴の実は四つ五つしか見えなくて、それも
去年のように大きくなりません。気象の影響でしょうか。
そんな石榴の木の下で、枝先に止まって動かない蜻蛉を
見つけました。
「夏休みの宿題を忘れて居残りしている子みたいね!」
羽の先は褐色で眼も胴も黒いのが保護色のようでした。
 お向かいの家の壁際にちょこんと残った朝顔。もう
あんまり構わないで・・とでもいうように気ままです。Smidori_007_12

白芙蓉はしっかり者ですから、この先も咲き続けるでしょう。Smidori_009_6Smidori_005_11


さすがに花数は減っています。
 自転車置き場に回ったあと裏のムクゲの枯れ枝を払いに
寄りました。伸び放題の枝が重みで垂れ下がり、雨に打たれて
折れてしまうのでしょう。長年の馴染みの木に言いました。
「さぁ、花たちの季節も無事に終わりそうね、元気でね」

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コメント

なをさん、京都からお帰りなさい! すぐにお部屋へ
お邪魔しました。お土産の句を楽しみにしています。
いま、萩の花が一番の時期。こぼれ落ちているのも
風情ですね。枝先に眼を寄せて見るとひとつの花の
姿も可憐です。zuccaさんの写真でそう思いました。
 わたし、「りんりんと白萩しろし木戸に錠」の
鷹女さんの句が好きです。

zuccaさん、あの蜻蛉は熨斗目蜻蛉という名前でしたか。
いい名前ですね。調べてくださってありがとうございます
騒々しい音のする植え込みに来て、じっとしていたので
いじらしく感じました。10分ほど後にもう一度出てみた
ときにはもういませんでした。一期一会・・なんて、ヘン
なところで思い出したりしました。
御苑のホトトギスは咲いているそうなのに、路地の家のは
まだ咲きません。どちらもタイワンホトトギスなのに。
秋雨と低温、人も植物も調節しずらいこの頃です。

こんばんは~。
いつもこちらに伺ってトンボの写真を見て、名前を調べてこようと検索しているうちに・・・今日になってしまいました。
蜻蛉 ノシメトンボに似ています。
腹部の黒い班紋を熨斗目に見立てての命名だとか。

夏のお花 名残惜しいですね。今週に入って一気に秋めいてきて、秋のお花 楽しみ。
先日 ホトトギスが咲いているのを見ましたけど、こんなに早くから咲いていましたっけ?

nekozizouさま
京都のお寺で萩の花に出逢って来ました。
もうこぼれているものもあって
秋も素敵なお花 たくさんですね!
「秋思」なんて言葉もあるけれど
楽しいこともいっぱいありそう♪
ワクワクします。

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