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2006/06/11

続 ツバメのヒナ

ガレージに巣作りしたツバメの様子を日に一度は見回りました。
とはいえ、よそ様の建物です。見咎められぬよう、用心しながら
柱の陰からオペラグラスでそうっと見上げるだけです。
 5日に見たとき、4羽のヒナの頭が覗いていました。親ツバメ
が帰るのを待ちわびているようでした。二日後の夕方、異変が
起きていました。巣の中にヒナたちの気配がなく、綿羽一本、
巣の縁に揺れているだけ。
「どうしたんだろう?」悪い予感がしていたんです。それでも前日は
母さんツバメが巣に入って、ヒナが大きく口を開けて餌をねだるのを
見ることができたのに・・・。
 9日の暮れ近く、用足しのついでに寄りました。雨降りの薄明かり
に巣の下のコンクリートは掃除してありました。あぁ、もういないんだ!
悲しみがこみ上げました。そのとき、ぴゅっ~と羽音がして、一羽
のツバメが電線に止まりました。ついでもう一羽、巣をかすめて
電線へ。チュピッ~チュピィと鳴き交わして静止したのです。
ツバメ夫婦を見たのは初めてでした。たまたま、自転車で帰ってきた
少女が不審顔で近寄って来、すこし慌てたわたしは電線を指差し
ました。「ツバメさんが帰ってきたのよ、すこし大きいほうが
お父さんでしょう」そういってグラスを渡そうとしたら、彼女はさっと
かばんから望遠鏡を取り出したのです。そして、ふたりで親ツバメ
を見つめました。ヒナがいなくなったことも話しました。
「ツバメさん、可哀相ね。巣を見たの初めてだからときどき見に
来るね」とチアキさんは名前を告げ、またね、といって別れました。
 そして昨日は幼児を抱いたお父さんに会いました。やはり
ツバメの巣を見に来たようでした。
「ヒナたち、どこかへ行っちゃったよ」といい聞かせる声がして、
意外にもたくさんのツバメの見守り人がいたことに気持ちが
和らいぎました。この日ツバメの姿はありませんでしたが・・・
 

「燕の子」
 燕は夏、雛を育てる。ふつう年二回で、一番子は五月ごろ、
 二番子は六月中旬より七月中旬までである。 『歳時記』 夏より

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コメント

zuccaさん、シジュウカラは3回子育てするの? ほんとう
にエライですね。優しいコメントいただいて滅入った気分が
明るくなりました。なぜか、周りの生き物のことが心配に
なるのです。このヒナの災難はもしかしたらカラスの仕業か
も知れません。子猫も襲われたことがあるのですよ。

こんばんは~。
ツバメのヒナ 災難?
無事に子育てを終えるまでには、ほんとに沢山の難関があるのですね。
でも子育てを見守っている人たちとの出会いがあって、心温まるものがありました。
ツバメも何度か抱卵するのですね。
シジュウカラも3回くらい子育てするようですよ。

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