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2006/02/04

節分 豆まき

今は昔、南多摩郡柏木村に鎮守の森があり、オオナムチノミコト、
スクナヒコナノミコトを祭っていました。ヤマトタケルノミコトが東征
のみぎり鎧六具を納められたので、鎧神社の名で呼ばれるように
なりました。smidori_002smidori_001それ以来、淀橋・柏木村の氏神様として
尊崇厚く、秋の大祭には五つの神輿が町を練り、大賑わいとなります。
「この町じゃ”およろい様”って呼んでいるの。江戸時代の慣わしその
ままにね」「行って見たいわ」「ちょうど節分、古式伝承の鬼追いを見物
しますか」 そう話して友人と連れ立ちました。ご本殿ではツイナ式が
行われており、境内の群集も静かに祝詞を聞いています。隣接の小学校
の児童たち、お年寄り、東南アジア系の人たちなど300人あまり?smidori_004ご本殿での式辞
は厳かに進み、1時間経って大太鼓が打ち鳴らされると、鬼追い式です。smidori_005
いつの間にやら、神楽殿に現れた赤鬼青鬼。「鬼だぞ~ッ ガオ~ォ」と叫び
ながら、飛び降りて、見物衆の中を暴れ廻って本殿へ。参列者の投げる福豆にも
ひるみません。さあ、どうしょう・・・という、そのとき、渡り廊下から緋色の装束を
つけた夷神が立ち現れ、神域から鬼どもを追い出します。立ち向かう鬼の奇妙な
踊りと振鈴の音が境内を圧し、祭りは最高潮。すべてが鎮まった後、豆まきが
始まります。見物衆の歓声、子供たちの差し上げる紙袋、もうたいへんな騒ぎです。
 smidori_003福豆、みかん、洋菓子など
もらった”福”を抱えて子供も大人も帰って行きます。もとの静寂に戻った境内では
銀杏の枝先が僅かな芽吹きを見せて、けれども、春の気配は遅れています。smidori_006


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コメント

zuccaさん。まとまりのある緑は氏神さまの境内
だけになる町に、こんな古風な行事があるのを
私は喜んでいます。”およろいさま”も初詣と
七五三のほかは参詣者が少なくて、寂れていました。今の宮司さんになり、古事を復活させて鬼追
い式ができたと思われます。いわば神楽舞の狂言
化でしょうか。豆まき行事はどこの神社でもさかんですがこんな演出はあまりないようです。
豆まきの掛け声も、鬼のつく神社では「福は内、鬼は内」とか「福は内、悪魔外」などというそうです。縁起を担ぐのって昔も今も変わらぬ人情
なのですねぇ。

こんばんは~。
神社での豆まき 行った事がありませんので、面白く拝読しました。
どの神社でも同じような事をするのでしょうか?
ここだけの特別なものなのでしょうか?

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