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神田川の桜

7日の夕刻、用足しついでに小滝橋まで歩きました。
 黄昏てゆく神田川の公園にお花見客は少なくて若い女性たちが
スマホで自分を入れたり、ペット犬を入れたりして撮影していました。

 猫の小紋のカリカリを求めてついでに食材を買い求め、バス停へ。
「お天気でよかったですね」「満開の花に会えて満足しましたよ」
 同じく買い物帰りの奥さんと話し合ったりしてのバス待ちです。

 そうそう、今週末までに句会に送る五句を作らなければ…。
なんだかこころ急く自分なのであります。
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2017/05/21

五月参詣

正・五・九月、年三度の川崎大師参詣を続けている。初参りは防寒スタイル
でも長い参道を歩くのが寒い。今月、晴れ渡る空の下、快い歩きのできる好日。
 大山門を入ると緑の樹々の中に金堂の屋根が輝き、献香の煙も鮮やかに立ち昇る。
お水屋では手を浄めて喉も潤し、お護摩に妹の名を記して納め、大本堂へ。
 午前のお護摩修行が始まり、大勢の参拝者に混ざってこれに参列、ご本尊を
拝しました。南無大師遍照金剛!
 本年は開創890年の記念年、弘法大師をご本尊に、不動明王,愛染明王、
救世観音、金剛界・胎蔵界曼荼羅が奉安されている。
 
 大本堂から出て隣接の不動堂へ。堂内に成田山新勝寺御本尊不動明王の
ご分身が奉安されており、内陣でお身近に拝することができる。

不動堂から大本坊を過ぎると百観音。つるの池を眺めてひと休み。藤棚から
溢れんばかりの緑が吹き渡るそよ風とともに心の奥を浄めてくれるように思えました。
Img_1529大山門から本堂を望む


Img_1530不動堂参道の幟旗


Img_1532つるの池


 

2017/05/06

圓照寺の牡丹

何か忘れてることがあると落ち着かない気持ちでいました。
 馴染みの茶店で足利の大藤を観に行った時のことを話して
今その季節でフラワーパークは賑わっていることでしょうなどと
話したあと、忘れているのは今年の牡丹に会うことだったと気づいた
のです。やつぱり老いて神経愚鈍になりました。
 どこで会えるかといえば、超簡単です。ついそこ! デジカメ手に
圓照寺さんへ真昼の散歩。なんとか間に合ったようです。
 門前の牡丹は2,3株の花を残して咲き終えていました。
  
  牡丹散つてうちかなりぬ二三片       蕪村

 真言の寺なので奈良の長谷寺から株を請来しての牡丹園。奈良の
長谷寺に参って牡丹を観賞したことを思い出し、こんなに近間で
観ることのできる縁を仕合わせに思います。

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2017/05/02

黄金週間

ゴールデンウィークって呼び名、仕事人生の時期は気分うきうきして
これでようやく疲れ休めできるんよ、と喜びを感じていましたよ。
 齢老いては毎日が休暇なのにね。家に居てしなければならない仕事が
たくさんあって温泉旅行のプランもままなりません。

 せめてものことに広い設備の良い銭湯へ行ったり、回転寿司で好みの
にぎりを食したり、本屋で気に入りの作家の新刊を探したり…。
 静かな行きつけの茶店で珈琲タイムを延長するなどひとり楽しみます。

今夜のタケノコご飯には植え込みの山椒葉を数枚頂くことにし。小芋と
イカを炊いたんと春菊のお浸しで。
 母の好きだった深紅のガーベラを写真横に供えて支度出来ました。
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薄紫や白い花菖蒲が好きです。でもお隣の垣根に咲いているこれは
なんだかエキゾチックな感じで立ち止まってしまいました。


2017/04/18

異変の晩春

強風、雨のち晴れ、くるくる変わる天候に気持ちもひっぱられるような一日。
それでも午後の晴れ間に歯科医院へ。新しい歯ができたのですが、入れ歯が
馴染むには日数が要ります。あれやこれや忙しいことになります。
 
 昨日は新宿・中村屋で旧友と会う約束があり、約束時間より早めにビルの
入口に着きました。待っていた友と久しぶりの挨拶交わして、もうひとりの
到着を待つこと30分、きませんねぇ、電話は呼び出し音だけで出かけたことは
確実だから「地下1階の入口を見てくるわね」とHARUKOさんは階段へ。
大通りの歩道を駅から来る人々に目を凝らしながらダメかも知れないなぁと
不確かな行動癖のあるKAZUさんのことが気にかかりました。
「ダメよ、地下1階には来ていません」「仕方ないわ、ランチにしましょう」
ふたりで地下の食堂で昔ながらの”カリー”を頂きました。

 食後、8階へ。「芸術家たちの絆」展を観て清々しい気分で別れ、私は駅へ
急ぎました。
 
その夕刻、会わずじまいの友から電話。「どうしたのですか、ずいぶん待ち
ましたよ」すると「あら、私もよ、8階でずぅっと待っていたのに…」
あっ、はっ、声無くしてしまいました。彼女は私より早く着いて、入口どころか
8階へ上がってしまってたのでした。
「よくあることだよ」って、今は亡き夏彦先生なら笑われることでしょう。
 まずまず双方無事だったのですから、終わり良しと致しました。
  
植え込みのマーガレットの白、満天星の蕾、一面のニラの花、花菖蒲、
白い花たちの旬の後には藤色の花が待っているこの頃です。

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2017/04/05

お花見たいへん!

お花見がなくてはなんの春でしょうかねぇ!
 うららかな日和に恵まれて花は満開を迎えました。
 ビルに囲まれ暮らす都会人だからとりわけ渇望やまなくて
お花見と聞くと出掛けずにはいられないのでしょうか。
 かく言う私もそのひとり。人出を覚悟し、駒込の六義園へ。
開園間もない時間、染井門にはすでに行列ができていました。

 馬場跡道を歩いて正門へ。イベント中は特設の休み場が
設けられていて目当ての枝垂れ桜は人込みの垣根みたいに
なっていました。
 季節はずれにも散策に来ることがある私です。
「おぉ、見事ですね!」声なく呟いて内庭へ。池を一周する道筋
は細いので、人ふたりが並んで歩くのがようようです。
 木立の緑の中にピンクの八重椿が点々。熊笹のマットに春の光が
煌めいて、昔のままの鳥のさえずりが聞こえました。

 滝見茶屋は一休みの人々で賑わっていました。池の景色を眺め
ぐるりと歩いて染井門まで、ひとり気楽な楽しみは携帯電話のない
あの頃と同様に小一時間の安らぎ旅でした。

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枝垂れ桜 (染井門)

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吹上茶屋の脇の桜

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2017/03/22

沈丁花

昨日の雨はしっとりと草木の芽生えを応援しましたよ。
 私が植えた山椒は今では背丈が伸びて狭い植え込みの
柘榴の木の下で元気旺盛に芽吹いています。

 薄黄木犀の枝先に固いけれど蕾が付いています。
春の便りがこうして無事に届いたのがなによりも嬉しい!
 
 路地の家の白梅紅梅が終わって、もう花便りです。
神田川沿いの染井吉野の蕾もほんのりふくらんでますと
散歩の友が教えてくれました。

 なんだか駆けて来そうなことしの春。
昔ながらの沈丁花の仄かな香りが好きで、よそ様の花鉢
の前にそっと近寄って「いい子ですね」と声掛けしてしまう
のですよ。
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2017/03/20

小さな春たち

うららかな日差しに植え込みの草木がぐんと芽を伸ばしています。
柘榴の枝先に、紫陽花の新株も待ちかねた光を吸い込んで
さぁ!溌剌と行こうぜ! とでも言うような艶やかな小さな芽吹きです。

 マーガレットと水仙のあと植え込みにしばらくは花色がありません。
すぐ隣のU社の社宅の庭は通りに面していて、いつもよく手入れされて
います。いま、そのワンブロックに小さな花たちが列をなしています。
 デイジー、クロッカス、スミレ、ラッパ水仙など…。

ジャスミンやユリ、アロエなどよく育っているのは土好きの住人が
始終手入れしているからで、折々に竹垣を新しくしている植木職人さん
を見かけます。
 コンクリのビル林立の表通りに比べると路地を入ったこの道には
まだ僅かながら庭土の生きる場所が残っていて、草木や花たちが
眼と心を愉しませてくれるのです。通りすがりの足を止めてわたしは
小さな春たちと挨拶を交わしています。

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2017/02/27

染の小道

如月末の三日間、中井駅前の妙正寺川に染に反物を架け渡す
「染の小道」が催されます。江戸時代から染色の伝承を受け継ぐ
川筋の染工場の職人たちが川水で染め物を洗う様子は身近な
風景でした。今なお染色を職とする人と製品を商う住民たちの
姿を垣間見ることができる好い機会として賑わっているのです。

駅前の斎寺橋から川下の大正橋へ約300m、「川のギャラリー」は
型染、友禅染、江戸小紋、紅型染、絞り染など様々な反物が川に
架け渡され、眺めを楽しめます。沿岸の工房は「道のギャラリー」
染めの暖簾を掛け、眼近く眺めることができます。

地域の人々が参加しての「百人染め」は小学生たちや障害者施設
の人々も参加してのカラフルな染め作品、毎回テーマを決めての
力作です。

川沿いに散策する和服姿のカップルも街の風景に溶け込んで、
江戸の昔を偲ばせる舞台の役割を担っているようです。

(西武新宿線・地下鉄大江戸線中井駅下車)

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2017/02/15

白梅

母が亡くなったのが14日、バレンタインデーでした。病院の看護師さん全員に
春の花模様のハンカチを贈りたいと妹に言い、妹は前日にそれを用意して
母のベッドサイドに置いたのでした。
 半年間のお世話を受けたささやかなお礼心を形にしたかったのでしょう。
母の野辺送りの山道に十数本の白梅が咲いていて清楚な、仄かな香りが
漂っていたのを想い出します。もう三十三回忌を済ませたのに・・・。
 
 母の祥月命日に墓参りできない私は位牌に香華を手向け、近くの圓照寺へ
お参りします。弘法大師さん縁の真言宗の御寺です。
 初詣をして間もないのに、御門前であっと驚きました。なんと御寺にすっぽり
覆いが繋っており、拝殿の格子を職人さんが塗り替えていました。
 庭にいる警護官に挨拶を兼ねてこの大修復の完成期日を尋ねました。
早くても5月くらいでしょうとの返事でした。
 大屋根の仕上がりに置かれる鬼瓦の積まれているのが驚くほどの大きさで
これまでは気づかなった御寺の規模壮大さにこの地の歴史を想いました。
 境内の白梅、山門脇の白梅、ともに枝垂れ梅はいま咲き盛り。枝垂れ桜を
中心に牡丹、藤花と小規模ながら花の寺として知られています。
 私は奈良の長谷寺から招来された牡丹を鑑賞するのを楽しみにしています。

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2017/02/04

立春

 3日、節分。冬を送り、春を迎える追儺の行事は古来より伝承されて
います。家庭での豆まきの元となった行事です。
 氏神様(鎧神社)の境内は早くから大勢の氏子が集まっていました。
午後3時40分、本堂で式が行われました。酉年の子らが多数昇殿です。
 神官の祈祷が済むと豆打ち。太鼓の音が響き、神楽殿から赤鬼、青鬼
が現れて、境内を練り、本殿へ昇ります。迎える男女たちは枡を持ち、
鬼たちを豆で打ち払います。やがて恵比寿様が現れて参集した人々に
祝福を与え、追儺式は滞りなく終わります。
 いよいよ豆まきの始まり。本堂と神楽殿の階から境内へ威勢良く豆袋と
蜜柑、お菓子などが撒かれ、競い合って拾い、恙ない縁起を受け取ります。
 私は残念ながら打ち豆袋は拾えなくて、神撰の蜜柑を二つ頂きました。
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