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神田川の桜

7日の夕刻、用足しついでに小滝橋まで歩きました。
 黄昏てゆく神田川の公園にお花見客は少なくて若い女性たちが
スマホで自分を入れたり、ペット犬を入れたりして撮影していました。

 猫の小紋のカリカリを求めてついでに食材を買い求め、バス停へ。
「お天気でよかったですね」「満開の花に会えて満足しましたよ」
 同じく買い物帰りの奥さんと話し合ったりしてのバス待ちです。

 そうそう、今週末までに句会に送る五句を作らなければ…。
なんだかこころ急く自分なのであります。
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2017/04/18

異変の晩春

強風、雨のち晴れ、くるくる変わる天候に気持ちもひっぱられるような一日。
それでも午後の晴れ間に歯科医院へ。新しい歯ができたのですが、入れ歯が
馴染むには日数が要ります。あれやこれや忙しいことになります。
 
 昨日は新宿・中村屋で旧友と会う約束があり、約束時間より早めにビルの
入口に着きました。待っていた友と久しぶりの挨拶交わして、もうひとりの
到着を待つこと30分、きませんねぇ、電話は呼び出し音だけで出かけたことは
確実だから「地下1階の入口を見てくるわね」とHARUKOさんは階段へ。
大通りの歩道を駅から来る人々に目を凝らしながらダメかも知れないなぁと
不確かな行動癖のあるKAZUさんのことが気にかかりました。
「ダメよ、地下1階には来ていません」「仕方ないわ、ランチにしましょう」
ふたりで地下の食堂で昔ながらの”カリー”を頂きました。

 食後、8階へ。「芸術家たちの絆」展を観て清々しい気分で別れ、私は駅へ
急ぎました。
 
その夕刻、会わずじまいの友から電話。「どうしたのですか、ずいぶん待ち
ましたよ」すると「あら、私もよ、8階でずぅっと待っていたのに…」
あっ、はっ、声無くしてしまいました。彼女は私より早く着いて、入口どころか
8階へ上がってしまってたのでした。
「よくあることだよ」って、今は亡き夏彦先生なら笑われることでしょう。
 まずまず双方無事だったのですから、終わり良しと致しました。
  
植え込みのマーガレットの白、満天星の蕾、一面のニラの花、花菖蒲、
白い花たちの旬の後には藤色の花が待っているこの頃です。

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2017/04/05

お花見たいへん!

お花見がなくてはなんの春でしょうかねぇ!
 うららかな日和に恵まれて花は満開を迎えました。
 ビルに囲まれ暮らす都会人だからとりわけ渇望やまなくて
お花見と聞くと出掛けずにはいられないのでしょうか。
 かく言う私もそのひとり。人出を覚悟し、駒込の六義園へ。
開園間もない時間、染井門にはすでに行列ができていました。

 馬場跡道を歩いて正門へ。イベント中は特設の休み場が
設けられていて目当ての枝垂れ桜は人込みの垣根みたいに
なっていました。
 季節はずれにも散策に来ることがある私です。
「おぉ、見事ですね!」声なく呟いて内庭へ。池を一周する道筋
は細いので、人ふたりが並んで歩くのがようようです。
 木立の緑の中にピンクの八重椿が点々。熊笹のマットに春の光が
煌めいて、昔のままの鳥のさえずりが聞こえました。

 滝見茶屋は一休みの人々で賑わっていました。池の景色を眺め
ぐるりと歩いて染井門まで、ひとり気楽な楽しみは携帯電話のない
あの頃と同様に小一時間の安らぎ旅でした。

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枝垂れ桜 (染井門)

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吹上茶屋の脇の桜

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2017/03/22

沈丁花

昨日の雨はしっとりと草木の芽生えを応援しましたよ。
 私が植えた山椒は今では背丈が伸びて狭い植え込みの
柘榴の木の下で元気旺盛に芽吹いています。

 薄黄木犀の枝先に固いけれど蕾が付いています。
春の便りがこうして無事に届いたのがなによりも嬉しい!
 
 路地の家の白梅紅梅が終わって、もう花便りです。
神田川沿いの染井吉野の蕾もほんのりふくらんでますと
散歩の友が教えてくれました。

 なんだか駆けて来そうなことしの春。
昔ながらの沈丁花の仄かな香りが好きで、よそ様の花鉢
の前にそっと近寄って「いい子ですね」と声掛けしてしまう
のですよ。
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2017/03/20

小さな春たち

うららかな日差しに植え込みの草木がぐんと芽を伸ばしています。
柘榴の枝先に、紫陽花の新株も待ちかねた光を吸い込んで
さぁ!溌剌と行こうぜ! とでも言うような艶やかな小さな芽吹きです。

 マーガレットと水仙のあと植え込みにしばらくは花色がありません。
すぐ隣のU社の社宅の庭は通りに面していて、いつもよく手入れされて
います。いま、そのワンブロックに小さな花たちが列をなしています。
 デイジー、クロッカス、スミレ、ラッパ水仙など…。

ジャスミンやユリ、アロエなどよく育っているのは土好きの住人が
始終手入れしているからで、折々に竹垣を新しくしている植木職人さん
を見かけます。
 コンクリのビル林立の表通りに比べると路地を入ったこの道には
まだ僅かながら庭土の生きる場所が残っていて、草木や花たちが
眼と心を愉しませてくれるのです。通りすがりの足を止めてわたしは
小さな春たちと挨拶を交わしています。

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2017/02/27

染の小道

如月末の三日間、中井駅前の妙正寺川に染に反物を架け渡す
「染の小道」が催されます。江戸時代から染色の伝承を受け継ぐ
川筋の染工場の職人たちが川水で染め物を洗う様子は身近な
風景でした。今なお染色を職とする人と製品を商う住民たちの
姿を垣間見ることができる好い機会として賑わっているのです。

駅前の斎寺橋から川下の大正橋へ約300m、「川のギャラリー」は
型染、友禅染、江戸小紋、紅型染、絞り染など様々な反物が川に
架け渡され、眺めを楽しめます。沿岸の工房は「道のギャラリー」
染めの暖簾を掛け、眼近く眺めることができます。

地域の人々が参加しての「百人染め」は小学生たちや障害者施設
の人々も参加してのカラフルな染め作品、毎回テーマを決めての
力作です。

川沿いに散策する和服姿のカップルも街の風景に溶け込んで、
江戸の昔を偲ばせる舞台の役割を担っているようです。

(西武新宿線・地下鉄大江戸線中井駅下車)

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2017/02/15

白梅

母が亡くなったのが14日、バレンタインデーでした。病院の看護師さん全員に
春の花模様のハンカチを贈りたいと妹に言い、妹は前日にそれを用意して
母のベッドサイドに置いたのでした。
 半年間のお世話を受けたささやかなお礼心を形にしたかったのでしょう。
母の野辺送りの山道に十数本の白梅が咲いていて清楚な、仄かな香りが
漂っていたのを想い出します。もう三十三回忌を済ませたのに・・・。
 
 母の祥月命日に墓参りできない私は位牌に香華を手向け、近くの圓照寺へ
お参りします。弘法大師さん縁の真言宗の御寺です。
 初詣をして間もないのに、御門前であっと驚きました。なんと御寺にすっぽり
覆いが繋っており、拝殿の格子を職人さんが塗り替えていました。
 庭にいる警護官に挨拶を兼ねてこの大修復の完成期日を尋ねました。
早くても5月くらいでしょうとの返事でした。
 大屋根の仕上がりに置かれる鬼瓦の積まれているのが驚くほどの大きさで
これまでは気づかなった御寺の規模壮大さにこの地の歴史を想いました。
 境内の白梅、山門脇の白梅、ともに枝垂れ梅はいま咲き盛り。枝垂れ桜を
中心に牡丹、藤花と小規模ながら花の寺として知られています。
 私は奈良の長谷寺から招来された牡丹を鑑賞するのを楽しみにしています。

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2017/02/04

立春

 3日、節分。冬を送り、春を迎える追儺の行事は古来より伝承されて
います。家庭での豆まきの元となった行事です。
 氏神様(鎧神社)の境内は早くから大勢の氏子が集まっていました。
午後3時40分、本堂で式が行われました。酉年の子らが多数昇殿です。
 神官の祈祷が済むと豆打ち。太鼓の音が響き、神楽殿から赤鬼、青鬼
が現れて、境内を練り、本殿へ昇ります。迎える男女たちは枡を持ち、
鬼たちを豆で打ち払います。やがて恵比寿様が現れて参集した人々に
祝福を与え、追儺式は滞りなく終わります。
 いよいよ豆まきの始まり。本堂と神楽殿の階から境内へ威勢良く豆袋と
蜜柑、お菓子などが撒かれ、競い合って拾い、恙ない縁起を受け取ります。
 私は残念ながら打ち豆袋は拾えなくて、神撰の蜜柑を二つ頂きました。
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2017/01/27

水道管の詰まり

 長い年月住んでいるのに、初めて起きることがあります。
それは昨年の暮れ、驚き、慌てて、途方に暮れたキッチンの出来事でした。
明日は大晦日、という夜、夕食を済ませ、洗い物をしていました。
 流しの具合がおかしいな、とふと足下を見たら、床に水が流れ落ちて
ぐんぐん広がってゆきました。わぁ!浸水しちゃう・・・もちろん、栓を止めて
床いっぱいに流れる水を拭き取り、拭き取り、原因を調べました。
 そのままでは水道の水を使えなくなります。はぁ~っ、冷蔵庫の扉に張ってある
いざというときの「水道屋さん」に電話しました。すぐに来てくれたその人は
洗面台下の配管を調べて「明日の午後カメラを持ってきます。中に詰まっている
物を調べて修理します」と言って、見積もり書(1万9千円)を渡して帰りました。
 もう、それは仕方ないことかな? 明日午後までお水を使えないなんて!!
そう思い悩んでいるところへAさんが来て、顛末を話すと「それっておかしいわ、
ちょっと待ってね」そう言うと市川さんに電話してくれました。
 偶然、管理室に来ていた市川さんがすぐに来てくれました。配管の検査を
して、付着していた小さな屑の塊を除いてくれました。あれ~、こんなに簡単なの?
「電話の水道屋へは私から断っとくからね」
 もう、感謝しましたよ。これでお正月ができますと、一件落着したのでした。 
 管理人の土谷さんからお叱り受けました。何事もまず通報するように、と。
市川さんは契約社の長であり、水道の専門家だということを初めて教わりました。
 
 自分の無知蒙昧を反省したばかりか、料金損失を免れた出来事でした。

2017/01/22

初大師

 21日、初大師さんにお参りしました。長年の習慣ですが、強風の日と

なりました。品川から京急川崎駅、大師線で3駅目。朝のラッシュタイムに

乗り合わせるのは珍しいことです。

 表参道の商店はまだシャッターを開けないままの店もあり、潮風を感じながら

マフラー巻き直して歩きました。

 川崎大師大山門。大注連飾りに迎えられて初詣で。お水屋で手水を使い、

まず献香、もうもうと渦巻く香煙を身に受けて、護摩木を奉納します。

 寝たきりの妹の平癒を祈願して・・・。

 大本堂では既に御護摩修行が進んでいました。拝礼を済まして、不動堂へ。


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ので
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お参り済ませて、つるの池へ散策、澄んだ池水の中岩に大きな鵜が佇立していました。

この池に来ているのを初めて観たのです。長い脚、鋭く美しい眼、その大柄な姿には

一部の隙もありませんでした。潮風に乗って池に来たとすれば当分ここに滞在するのね。

 その不動の姿勢に見とれて、その眼光から「生き生きした力」を与えられた気持ちに

なりました。不動門の庭の白梅が仄かに香りを漂わせているのに気付いて立ち止まり

もう春の訪れを見越している自然の営みの確かさを思いました。

大空高く、良い日になりそうな予感をマフラーに包んで帰途につきました。

(写真上より、大山門、不動堂、つるの池、白梅) 


  


    


 

 


2017/01/13

寒中お見舞い

お正月惚けかしら? いよいよ本格惚けかしら? 

どこまでも蒼空広がって、N中学校の花壇にはムラサキゴテンの花が

咲いているばかり。トラックを駆ける生徒たちの体操着が整然として

眩しい。寒中訓練は厳しく寒かったけれど凜として気持ちが引き締まった

ものです。往年の自分を思い出して、生徒たちを見送って診療所へ。

 朝のニュースで米国のオバマ大統領の退任スピーチを聞きました。

昨年の広島訪問から久しぶりの姿で、退任後、どうするのか気がかりに

なっています。多分世界の心ある人は皆々同じ思いでしょう。   

 日暮れになlり、茜雲の西空にかかる頃、路地のアパートのゴンちゃん

に会いに。あら、居ないね、駐車場入り口から「ゴンちゃん!」と呼ぶと

一目散に飛んできました。もちろん、お気に入りのカニかまがお目当てです。

 こういう具合で暢気に、穏やかに、私の好日は暮れてゆきます。

 

 

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